2014年1月13日
カテゴリ: 映画
きっとこれは映画史に残る偉業になる!ゼロ・グラビティを観てきた
我々が一生で経験できる、いちばん近い宇宙体験。
───ニューヨーク・タイムズ紙
映画「ゼロ・グラビティ」を観てきました!
もう「映画観ました」っていうよりは「アトラクションに乗ってきました」という感じ。
すごい映画でした、もうのっけから映像に引き込まれて。気づいたら話がどんどん展開してアッという間にエンドロール。
ジョージ・クルーニーとサンドラ・ブロックによるやりとりのみで映画は進行していくというシンプルな構成ですが90分息をつく暇がない。
IMAX3Dで観たんですが音と3Dの臨場感が半端ではなかったです。やっぱりここ一番の映画ではIMAXがいいですね。サウンドの迫力が全然違う!!
映像は、宇宙空間でグリングリン回ったりする場面があるので人によっては酔うかもしれない。まだ観てない人はぜひこの予告動画を観て欲しいです。
重力のない、広大な宇宙空間を漂い続けることになるという、この暴力的なまでの絶望感。思わず呼吸をすることを忘れてしまうほどリアルに無重力空間を描き切ったこの映画は、本当に偉業だと思うのです。
ぜひたくさんの人にこの映画体験をしてもらいたい!ということで注目のポイントをいくつかまとめました。
カメラワークがすごい!
おそらく冒頭の場面から15分間くらいはずーっとカメラの切り替えなしの1カットだと思うのですが、それだけロングショットでも全く間延びすることなく話が展開されていくのは見事だと思いました。
全体的にもそうしたカメラの長回しが多いのですが、自分がカメラを持って宇宙遊泳をしているような浮遊感が味わえる映像になっています。
CGによる映像の迫力がすごい!
この映画は実際に宇宙で撮影したはずはなく、大部分がCGによるものだと思いますが、全く違和感なく見せきっていて本当に素晴らしい映像になっています。
「本当、どうやって撮影しているんだろう。。」と思ったらメイキングがありました。多少ネタバレ含んでいるのでご注意を。
確かに光の当て方を考えるだけでも一苦労だよなあ。。。
「宇宙やばい」感がすごい!
とにかく宇宙空間を前にした人間の無力さが怖くなるほど伝わってきて、思わず画面に目が釘付けになります。
重力がない。酸素がない。音がない。そのシンプルな要素が、宇宙の美しさを表現し、同時に主人公の絶望を作り出します。
広大な宇宙のなかに、宇宙服を着た人間がポツンと浮いている。たったそれだけの画がこんなに綺麗で、こんなに恐怖を感じるものだと思いませんでした。圧倒的な広さのなかで感じる孤独といえばいいのか、どう表現していいかわかりませんが、要所々々で不安感と感動が同時に押し寄せてきます。
こんなところでしょうか。ストーリーは全然期待してなかったのですが、しっかりラスト手前でジョージ・クルーニーに泣かされました。それだけいつの間にか映画の中に入り込んでしまったということですね。
もうあとは言葉で表現し尽くせないので実際に観てください!絶対面白いんで!
これは映画館で見るべき!