2013年5月14日
カテゴリ: イベント
テクノロジーと人の交差点。未来を作るイベントFuture Sync Vol.3に行ってきた。
ワサ!ワサ!久しぶりのブログ更新。
5月11日に福岡の九州産業大学で行われたIT系のイベント「Future Sync Vol.3」に行ってきました。
(今回ブログを書くにあたり、カメラマンのたいしょーくん(@taisho_jp)が撮影した写真の使用を許可して頂きました!彼が撮った写真にはキャプションつけてあります。たいしょーくん素敵な写真をありがとう!)
Future Syncってどんなイベント?
下記、イベントサイトからの引用になります。
『Future Sync』は、ITに関わる様々な人々が集い、近い未来について語り合うトークイベントです。
それぞれが別々に思い描いている「近い未来(Future)」 について語り合い、
それらを多くの参加者と「同期(Sync)」することで理解を深め合いながら、
新たな可能性・アイデア・ 閃きを得られる大きな出会いの場にすることを目指します。
WEBや映像、アニメーションやARなどITを駆使したものづくりに関する話題を中心に、都市設計やUX、コミュニティづくりなど幅広いテーマでその第一線で活躍する登壇者のお話を聞くことができます。
その豪華なスピーカー陣やセッション内容は下記のWEBサイトで見てみてください。
Future Sync Vol.3|分野を超え、未来について語り合うトークイベント
というわけで九産大に行ってまいりました。いつ来ても素敵なキャンパス!
ここに来るのはHTML5Carnival以来。九産大ではITイベントがよく行われているイメージです。
当日は実にお日柄もよく!
コンセプトは「知識の寄り道」
今回のコンセプトは「知識の寄り道」ということで、分野を超えた多くの専門テーマのセッションを選ぶことできます。普段自分が関わりのない分野の知識に触れることで、新たなヒントやアイデアが生まれそう。
そしてなんと学生は無料!
未来の担い手には学校の授業だけではなく、幅広いアイデアに触れてもらいたい!そんな想いが伝わってきます。
学生時代からプロフェッショナルの話しを直に聞くのはとてもいいことだし、イベントに参加した学生の世界が広がっていけばすごく意義のあることだと思います。
とはいえ30歳過ぎた僕だって色んなものを吸収してまだまだ成長していきたいわけで、社会人も学生も同じ目的で参加できるイベントって素敵ですね。
受付ではスタッフの方たちが丁寧に案内してくれました。
さていよいよ開催!
とは言っても実は僕は1つ目のセッションに間に合わなかったんですけどね。。。
当日は次のようなセッションに参加してきました。
TVアニメの企画から販売のお話し
アニメ作品リトルウィッチアカデミアなどを制作している株式会社トリガーの桝本さんのお話しでした。
アニメ制作の工程や業界の収益構造について、裏話的なことも含めて話してくれました。
DVDのようなアニメのパッケージ商品の今後や、海外での取り扱いの違い、そして桝本さんがこれから大事だと考えるビジネスモデルの話しなど、アニメに限らずコンテンツを扱うときに応用できそうな考えが多くありました。
実際に原画や背景画を見せてくれたり。
やっぱりプロって凄いですよね。。。
長編CGアニメ映画制作のお話し
続いてモンブランピクチャーズの田中さん達のお話しを聞きました。
昨年夏にロードショーされたCGアニメ映画「放課後ミッドナイターズ」制作時の苦労や、そこから得た学びについて共有していただきました。
実績を重ねて意気揚々と映画製作に乗り込んだその先は・・・?
多数のCM制作を手がけてきたなかで巡ってきた映画製作のチャンス、しかし想像を超える圧倒的な作業量に、制作体制の大幅な見直しを迫られたとのこと。その苦労話がとても面白かった。そのときの経験から作業量の見積りやワークフローを改善して、現在はより強固な生産体制が身についたそうです。
印象に残ったのは次のような話でした。
海外は技術よりも「統合力」を養うことに力を入れている。
日本人は技術に優れた人たくさんいる。
でも結局技術はお金で買えちゃうよね。
これから日本に大切なのは多様なスキルを組み合わせてプロジェクトを進める「統合力」。
大規模なものづくりになればなるほど、システマチックな管理が重要になってくる。
僕みたいな零細フリーランスでも視野を広くもって意識していたいポイントです。
モンブランピクチャーズのカッチョイイ実績の数々はWEBサイトで見ることができます。
福岡ITコミュニティのお話し
福岡のWEB制作者の間では有名人な方々によるトークセッション。
Twitterが流行りだした辺りから少しずつ活性化してきた、福岡WEBコミュニティの歴史を時系列に沿ってお話ししていただきました。
僕自身、1年前に福岡に引っ越して活動を始めたときに、福岡のWEBコミュニティの活発さに驚いたんですよね。
毎週と言っていいくらいなにかしら勉強会やイベントが行われてたりするし、それほど地方であることの技術の遅れというか、ディスアドバンテージは感じません。
こっちに来て1年経った今、贔屓目なしにしても僕は福岡のWEBコミュニティやそれを取り巻く環境は超イケてると思っています。
今回のFuture Syncをはじめ、HTML5 Carnivalや明星和楽のような大規模イベントも多く開催されるし、産学連携の取り組みも盛んに行われている気がします。
あとはものづくりに集中できる環境とか色々魅力はありますが、まあそこらへんのことは追々書きたいな、と思います。
そんな楽しいコミュニティも、今回紹介されたような先人の方たちの取り組みあってこそのものなのです。
僕は微力ながらこうしてブログで福岡という地域の良さを伝えていけたらなーと思います。
ちなみに今回登壇された皆様は実は僕が移住前にTwitterで福岡リストを作ってひそかにヲチしてた方たちでもあります。
WEB制作者で福岡移住に興味のある方は、このセッションの登壇者たちをフォローしておくと色々と勉強会やITイベントといったコミュニティ情報が拾えるのではないでしょうか。
お金儲けのお話し
モンブランピクチャーズの平田さんによる、クリエイターももっとお金儲けのこと考えていけばいいんじゃない的なお話し。
ちょっと知り合いと話していて途中参加したら完全に乗り遅れました。。。
「クリエイターもプロデューサー的な考え方を意識したほうがいい、そうじゃないと悪い奴に騙されちゃう。」というお話しは大切ですね。
作れれば満足、という価値観もあるだろうけどやっぱりお金はうまく稼いだほうができることの選択肢も増える。そういう意味でも大事だと思うのです。
でもお金儲けの視点ってなかなか教わることはできない、どうやって身につけたらいいのか?という質問の回答がとても興味深かったです。
日々僕らはお金儲けの反対側、つまり消費者として生活しています。
どんな情報が購買の意思決定に影響したかは、消費者である自分自身が一番よく知っているはずなのです。
それを踏まえながら逆の立場になって、どうビジネスを組み立てるか意識して過ごせば、自然とお金儲けの視点は身につくはず、ということでした。
LT(ライトニングトーク)!!
セッションが全て終了したあとは立候補の方を募ってのLTが繰り広げられました。
持ち時間3分の中でそれぞれ活動のPRやプレゼンをしていきます。
イベントや勉強会の告知、募集をする人、
福岡で過ごした時間に対する想いを伝える人、
プレゼン上手な人も不慣れな人もどれも熱いLTばかりでした。
そして最後に全てを「破壊」していく人たち。
このLT面白いけどひどかったww
大幅な時間オーバーで強制終了されましたが明星和楽の告知もされまして、なにやら次は遠隔地との共同開催?も検討されているようなので楽しみです。
テーマは「破壊」らしいです。いいね!既存の枠組みをぶっ壊す!
Future Syncも早くもVol.4の話しが出てるとか出てないとか。
今回Twitterのホットワードでも1位を記録したらしく、大盛り上がりのイベントでしたね。
福岡の若者が殺到し、Twitterトレンド第1位に昇り詰めたトークイベント『Future Sync vol.3』当日のつぶやきまとめ!
すごく充実した内容のセッションばかりで刺激をうけまくった1日でした!
開催運営者の皆様、スタッフの皆様、登壇者の皆様、会場関係者の皆様、本当にお疲れ様でした!
以下、関連ブログ・スライドまとめです!
「ブログや資料アップしたのに載ってない」という方がいらっしゃいましたら教えてください!
参加された方やスタッフの方たちのブログです。
「Future Sync vol.3」に参加してきました! | nrjlog
Future Sync Vol.3 | Find Your Alter-Ego
Future Sync v3にいってきますた。手抜き感想ver。 – nobkzのブログ
未来を同期する。Future Sync vol.3に参加してきました。 | せせストリート7番街
FutureSync vol.3に参加しました – Firespeed
FutureSync Vol3に参加して | りぐん怪獣じゃないもん!